「鋼の錬金術師の“旧アニメ”(2003年版)見たいんだけど、どこで配信してんの?」って人、多いよね。
今は2009年版の『FULLMETAL ALCHEMIST(FA)』ばっかりで、旧アニメは探しづらいからちょっと迷子になりがち。
結論からいうと、
- サブスクで旧アニメ(2003年版)をちゃんと見やすいのは、今いちばん安定してるのが DMM TV と dアニメストア
- Amazonプライムビデオ は旧アニメがレンタル/購入で見れるパターン
- U-NEXT、Netflix、Hulu などは、旧アニメじゃなくて2009年版FAメイン
って感じの状況だよ。
しかも配信権ってわりとコロコロ動くから、「今どこで見れるのか」をちゃんと押さえておくのが大事。
この記事では、
- 旧アニメが見れるサブスク・レンタルの最新状況
- 無料トライアルでお得に一気見するコツ
- 2003年版と2009年版の違い・見る順番
- 旧アニメの最終回までネタバレ込みで深掘り
ここまでまとめてるから、「どこで見ればいいか」「どっちのアニメから見るべきか」まで一気に整理できるよ。
鋼の錬金術師の旧アニメはどこで見れる?
まずは本題、2003年版TVアニメ『鋼の錬金術師』がどこで見れるのかから整理するね。
イチオシサブスク動画配信サービス
鋼錬の旧アニメを「ちゃんと全話見やすい」って意味でおすすめできるのは、今のところこの2つ。
- DMM TV
- dアニメストア
- 公式ページに2003年版『鋼の錬金術師』の作品ページがあって、キャスト欄も旧アニメ版の朴璐美さん・釘宮理恵さんの組み合わせになってるから、旧アニメをちゃんと扱ってるのは確認できる。(animestore.docomo.ne.jp)
- 月額550円〜のアニメ特化サブスクで、ダウンロード視聴にも対応。(animestore.docomo.ne.jp)
配信比較系の記事でも、「鋼の錬金術師シリーズをまとめて見るならDMM TVが一番ラク」「旧アニメ単体ならdアニメストアもアリ」って感じで整理されてるよ。 (ムビラボ)
※配信状況はマジで変わりやすいから、登録前にサービス内で「鋼の錬金術師」で検索して確認するのは絶対やっとこ。
無料トライアル
「どうせ見るならタダ期間で一気見したい」って人用に、無料トライアルのざっくり感触もまとめとくね(料金やキャンペーンは変わることあるから、最終確認は必ず公式で)。
- DMM TV
- DMMプレミアムの一部として使うタイプで、14日間無料トライアル+ポイント付与って形が紹介されてる。(ムビラボ)
- 2週間あれば鋼錬の旧アニメ+映画1本くらいは普通に完走できるペース。
- dアニメストア
- 初回は「31日間無料」キャンペーンが長く続いてて、今も初回無料期間あり。(animestore.docomo.ne.jp)
- アニメ特化だから、鋼錬以外にも見たい作品ある人向き。
- U-NEXT
- 31日間無料+毎月ポイントっていう“全部入り”系VOD。
- ただし後で詳しく話すけど、2003年版の旧アニメは配信なし、2009年版FAや映画メインってまとめられてる。(ムビラボ)
無料だけで完走狙うなら、
**最初にDMM TV or dアニメストアで旧アニメ+映画まで観きる → 余裕があればU-NEXTでFAや他のアニメも」という流れが王道かな。
見れる動画配信サービス一覧早見表
「とりあえず一覧で知りたい!」って人向けに、2025年12月時点の情報をベースにしたざっくり早見表を置いとくね。
※記事執筆時点で、公式ページや配信比較記事をチェックした内容のまとめだよ。配信状況は変動するから、実際に登録する前に各サービスで「鋼の錬金術師」で検索して最終チェックしてね。(ムビラボ)
| サービス名 | 旧アニメ(2003年版) | 劇場版「シャンバラを征く者」 | 2009年版FA ほか | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| DMM TV | 見放題配信あり | 配信あり | シリーズ一式配信あり | 鋼錬シリーズまとめて見たい人向き |
| dアニメストア | 見放題配信あり | シリーズ関連作も配信あり | FA・OVAなど多数 | アニメ特化・月額安め |
| ABEMAプレミアム | 常設配信は確認できず | 時期限定一挙配信などの可能性 | 作品によって配信あり | キャンペーンでの一時配信がメインな印象 |
| Hulu | 配信なし | 別作品のみ | FAなども基本なしのパターン | 鋼錬目当てで入ると微妙 |
| U-NEXT | 2003年版は配信なし | ミロスなどFA系映画・2009年版FAは配信あり | 原作準拠のFAメイン | 鋼錬FA+他作品目当てならアリ |
| Lemino | 旧アニメ常設は確認できず | 作品によっては取り扱いの可能性 | 見放題作品としてFAなどが中心 | ドコモ回線ユーザーと相性良し |
| Amazonプライムビデオ | レンタル/購入で配信 | 劇場版・OVAもレンタル多め | シリーズの一部が見放題になる時期もあり | 旧アニメは追加課金前提と考えておくのが安全 |
| Disney+ | 配信なし | 配信なし | 鋼錬自体の取り扱いなし | ディズニー・マーベル系メイン |
| Netflix | 2003年版は配信なし | ミロスや映画が時期によって配信されることも | 原作準拠の2009年版FAのみ配信とされている | 「旧アニメ見たい」目的だとミスマッチ(ムビラボ) |
| TSUTAYA DISCAS | DVDレンタルあり | 劇場版もレンタルあり(OVA除く) | シリーズまとめてパッケージレンタル可 | 物理メディア派・ネット回線弱めな人に向く(movie-tsutaya.tsite.jp) |
DMM TV
がっつり鋼錬旧アニメを楽しみたいなら、基本これ一択でOKってくらい相性いいのが DMM TV。
- 月額550円(税込)でDMMプレミアム会員になって、DMM TVも視聴できる形
- 『鋼の錬金術師』シリーズのアニメ・劇場版・OVAまで全部配信ありって比較記事でもまとめられてる(ムビラボ)
旧アニメだけじゃなくて、
- 2003年版TVアニメ(全51話)
- 劇場版『シャンバラを征く者』
- 2009年版『FULLMETAL ALCHEMIST』
- FAのOVA&映画『嘆きの丘(ミロス)の聖なる星』
みたいにシリーズまるっと履修したい人向けなんだよね。
他にも、
- アニメ作品の見放題数が多い
- 実写映画やバラエティもそこそこ充実
- 14日間の無料トライアルあり(ムビラボ)
って感じで、鋼錬見たあとに「次なに見よ〜?」ってなった時も使い回しやすいのが強い。
dアニメストア
アニメ専門で攻めたいなら、dアニメストア もかなりアリ。
公式の作品ページに、
- 作品名:鋼の錬金術師
- 制作年:2003年
- キャスト:エド:朴璐美、アル:釘宮理恵…
- 関連作として『シャンバラを征く者』『FA』『ミロス』『FA OVA』が並んでる
って構成になってて、2003年版として扱われてるのがハッキリ分かる。(animestore.docomo.ne.jp)
料金的にも、
- 月額550円(税込)〜(ブラウザ入会の場合)
- 初回は無料期間あり(時期によって7〜31日)
って感じで、DMMとほぼ同じレンジ。
さらに、公式で
- 「ダウンロード視聴OK」「Wi-Fi環境でダウンロードしてオフライン再生も可能」
って説明してるから、スマホで通学・通勤中に見るスタイルとも相性いいよ。(animestore.docomo.ne.jp)
ABEMAプレミアム
ABEMAプレミアム は、鋼錬に関してはちょっとクセありなポジション。
- 過去に「期間限定の一挙配信」や「FAの一部話数無料」みたいなキャンペーンはあった
- でも、旧アニメ(2003年版)が常時見放題で置いてある感じではない
って扱いが多いんだよね。(ムビラボ)
ABEMA自体は、
- オリジナル番組
- アニメの最新話無料配信
- 将棋・格闘技チャンネル
とかが強みのサービスだから、「鋼錬だけ見たい」なら優先度は低めかな。
Hulu
Hulu は、鋼錬界隈だと今はかなり相性悪め。
- 配信比較記事でも**「鋼の錬金術師シリーズは配信なし」**と整理されてる(ムビラボ)
- Huluは海外ドラマや日テレ系番組が強いから、鋼錬目的で入ると肩すかし感あるかも
「他に見たい日テレドラマ・バラエティがメインで、そのついでに鋼錬も…」って考えなら、正直DMM TVかdアニメストアから攻めた方が絶対ラク。
U-NEXT
U-NEXT はサービスとしては超優秀なんだけど、旧アニメを見たい人的には注意ポイントあり。
配信比較記事の表だと、
- 『鋼の錬金術師』シリーズの配信は「△ 配信あり」
- ただし「※ アニメ(2003年版)はなし」と明記
→ つまり2003年版は配信対象外、2009年版FAや映画・OVA中心ってこと。(ムビラボ)
だからU-NEXTは、
- 原作準拠の2009年版FAをがっつり見たい
- ついでに映画『嘆きの丘(ミロスの聖なる星)』とか他アニメ・映画も満喫したい
って人向けだね。
旧アニメ目当てなら、
「U-NEXT=FA用、旧アニメはDMM TV or dアニメストア」って使い分けるイメージで考えると失敗しにくいよ。
Lemino
Lemino は、ドコモの動画サービス。
- 作品全体としてはアニメも多いし、月額料金もお手頃寄り
- ただ、最新の配信比較記事や公式検索をチェックした限りだと、2003年版の旧アニメが常設で見放題配信されているケースはあまり見かけない印象(ムビラボ)
一方で、
- 2009年版FA
- 関連映画
みたいなラインナップは入ってくることが多いから、FA中心で見たい人には候補になる感じ。
どっちにしても、登録前にLemino内で「鋼の錬金術師」で検索して、2003年版かどうかをちゃんと確認するのがマストだね。
Amazonプライムビデオ
Amazonプライムビデオ は、ちょっと特殊ポジション。
- 2003年版の『鋼の錬金術師』TVアニメが、プライムビデオ上で配信されていて、レンタル/購入形式で視聴できるページが存在してる(プライム・ビデオ)
- 一方で、見放題(プライム会員だけで追加料金なし)になってるかどうかは時期によって変動しがち
だからここは、
- 「とりあえず1話だけレンタルしてみる」
- 「TV版は他サービスで見て、映画だけアマプラでレンタルする」
みたいなスポット利用向きだと思っておいた方がいいかな。
「プライム会員だからタダで全部見れるっしょ」ってノリで入ると、旧アニメだけ別料金でビビるパターンになりがちだから、その点だけ注意!
Disney+ (ディズニープラス)
Disney+ は完全に守備範囲外。
- 配信比較記事でも「鋼の錬金術師シリーズは配信なし」とまとめられてる(ムビラボ)
- ここはマーベル、スターウォーズ、ピクサー、ディズニー作品がメインの箱庭って感じ
鋼錬目当てなら検討する必要なし、って言い切って大丈夫。
Netflix
Netflix はちょっとややこしくて、
- 『鋼の錬金術師』シリーズ自体は「配信あり」
- でも「※ アニメ(2009年版)のみ」とされてて、2003年版の旧アニメは対象外ってまとめになってる(ムビラボ)
つまりネトフリで見れるのは、
- 2009年版『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』本編
- 時期によっては映画『嘆きの丘(ミロスの聖なる星)』 など
がメインで、旧アニメの方を見たい人には向いてないってことだね。
TSUTAYA DISCAS
物理ディスク派・ネット回線が不安な人の味方が TSUTAYA DISCAS。
公式の作品ページにも、
- 『鋼の錬金術師』2003年版TVシリーズ
- 『劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』
がDVDレンタル作品として並んでて、ディスク宅配で借りられるようになってる。(movie-tsutaya.tsite.jp)
メリットとしては、
- ネット回線に依存しない(画質も安定)
- 旧アニメのBlu-ray BOXやDVDをまったりコレクション的に見るのに向いてる
- サブスク配信から作品が消えても、ディスクさえあれば見続けられる安心感
ってあたりかな。
ブルーレイ・DVD・レンタル
「鋼錬って一生付き合うやつでしょ」ってタイプなら、Blu-ray BOXを買っちゃうのも全然アリ。
TVアニメ「鋼の錬金術師」公式サイトでも、Blu-ray BOXや劇場版Blu-rayの情報がまとまってる。(TVアニメ「鋼の錬金術師」公式サイト)
- TVシリーズ Blu-ray BOX
- 劇場版『シャンバラを征く者』Blu-ray
- サウンドトラックCD
みたいなパッケージを物理で持っておくと、配信サービスの行方に振り回されないのが最高なんだよね。
無料サイト・無料で見たい人向けの注意点
「違法アップロードっぽいサイトでタダ見できないかな〜」って一瞬よぎる気持ちは分かるんだけど、正直やめといた方がいい。
理由としてはざっくりこんな感じ:
- 日本の著作権法で、違法アップロードと知りながら視聴する行為はアウトになるケースがある
- 海賊版サイトって、マルウェアやフィッシング広告が仕込まれてることも多くて、スマホやPCが普通に危ない
- 公式がちゃんと配信してる作品を、正規サービスで見ることで次の新作や続編の制作費にもつながる
文化庁とかの広報も、「正規サービスを使ってね」ってずっと発信してるし、鋼錬みたいな名作はちゃんとお金が作者や制作会社に戻る形で楽しんだ方が、長い目で見て絶対オトク。
オフライン視聴・ダウンロードできる?
「Wi-Fiないとこでも見たい」「通学中にギガ死したくない」って人向けに、ダウンロード視聴の話も触れとくね。
- dアニメストア
公式で「ダウンロード視聴OK」「Wi-Fi環境でもダウンロード可能で通信料も安心」と説明されてるから、通勤・通学中に旧アニメをまとめて仕込んでおいてオフライン再生…って使い方がしやすい。(animestore.docomo.ne.jp) - DMM TV
スマホアプリ側でダウンロード再生に対応してて、こちらもオフライン視聴向き。配信比較記事でも「アニメ中心にガッツリ見たい人向け」として推されてる。(ムビラボ)
他の大手VODもだいたいダウンロード機能は持ってるけど、作品によっては「ダウンロード対象外」になってることもあるから、実際にアプリで対象作品か確認するのがおすすめ。
鋼の錬金術師の旧アニメがどこで見れるか分かったら!作品を深堀り!
ここまでで「どこで見れるか」はだいたいクリアできたと思うから、ここからは作品の中身をガッツリ深掘りしていくよ。
作品情報
まずは、2003年版TVアニメ『鋼の錬金術師』の基本スペックから。
- 放送期間:2003年10月4日〜2004年10月2日(全51話)(ウィキペディア)
- 原作:荒川弘『鋼の錬金術師』(月刊「少年ガンガン」連載)(ウィキペディア)
- アニメーション制作:ボンズ(BONES)
- 監督:水島精二
- シリーズ構成:會川昇
- 音楽:大島ミチル
当時は原作がまだ連載の中盤くらいで、アニメの後半からはオリジナル展開に突入。
そのままTVシリーズで完結しきれない部分を、後の劇場版『シャンバラを征く者』で回収する流れになってる。(ムビラボ)
いわゆる「ダークファンタジー×錬金術×兄弟の再起」って路線の王道なんだけど、旧アニメは特に
- 宗教・戦争・差別・人体実験
- 罪と贖い、世界の構造
みたいな重いテーマをかなり真正面から描いてて、少年漫画アニメとしてはかなり踏み込んだ作りになってるのが特徴なんだよね。
原作者が怒る?
ネットでよく見る「旧アニメが原作と違いすぎて、原作者が怒った」説。
これ、結論からいうと “だいぶ誇張された噂”って見ておいた方がいい。
- 2003年版アニメは、原作がまだ終わってないタイミングで作られてる
- そのため、後半はアニメオリジナル展開で完結させる必要があった
- 公式の特集記事などでも、「2003年版はオリジナルストーリー、2009年版は原作準拠」という“二つのバージョン”として紹介されてる(hagarenmovie.jp)
映画公式サイトの解説でも、
「2003年版はアニメの後半がオリジナルストーリー、2009年版は原作漫画基準という違い」「2003年版と2009年版に直接のストーリー的なつながりはない」とハッキリ整理されてる。(hagarenmovie.jp)
つまり、
- 「原作どおりじゃないからNG」じゃなくて
- 「当時の状況で作られた“もう一つの鋼錬”」って立ち位置
って感じなんだよね。
原作サイドからも、
「2003年版はアニメ独自のテーマと結末を持つ作品」「2009年版は原作完結をベースにした完全版」って住み分けで語られてて、“公式で否定されてる”ってノリでは全然ない。
「原作者がブチギレて作り直させた」みたいな極端な話は、
ネットミームとして盛られすぎてるって理解しておいた方が安心かな。
新アニメと旧アニメの違い
2003年版と2009年版(FULLMETAL ALCHEMIST)、どっちから見るか問題で迷ってる人も多いと思うから、ざっくり違いをまとめるね。
公式や比較記事でもだいたいこんな感じで整理されてる:(ムビラボ)
| 項目 | 2003年版(旧アニメ) | 2009年版(FULLMETAL ALCHEMIST) |
|---|---|---|
| 原作との関係 | 中盤以降はアニメオリジナル展開 | 原作を最終回までほぼ忠実にアニメ化 |
| 雰囲気 | ダークで哲学的、救いの少ない世界観 | 王道少年漫画寄りの熱さ+シリアス |
| ホムンクルスの設定 | 人体錬成の“失敗作”に強く結びついた独自設定 | 「お父様」から生み出された存在として原作準拠 |
| クライマックス | TV最終回+映画『シャンバラ』で完結 | TVシリーズ内できっちり完結 |
| 見どころ | オリジナル展開の重さ・兄弟の決断のエグさ | 原作の伏線を全部回収する気持ちよさ |
カンタンに言うと、
- 2003年版
→ 「原作をベースにしつつ、後半は“もう一つの鋼錬”として走り抜けたオリジナル版」 - 2009年版(FA)
→ 「原作完結後に作られた、“マンガの完全アニメ化プロジェクト”」
ってイメージでOK。
どっちから見るかは正直好みだけど、
- 原作読んでない人 → 2009年版FAから入ると世界の全体像がつかみやすい
- 鋼錬の世界観にハマった人 → 2003年版を“別ルートのif”として味わうと沼が深くなる
この順番がいちばん迷いにくいかな。
登場人物・相関図
旧アニメも基本の人間関係は原作と近いんだけど、ホムンクルスの正体や家族関係の描き方がかなり違うから、そこが一番のポイント。
ざっくり主なキャラと立ち位置を整理すると…
- エドワード・エルリック
国家錬金術師「鋼の錬金術師」。弟アルを取り戻すために軍の犬になるのを受け入れてるけど、その分、軍の裏側や戦争の闇を一番近くで見せられてしまうポジション。 - アルフォンス・エルリック
魂だけ鎧に定着された弟。旧アニメだと「自分は本当に存在しているのか」というアイデンティティの揺らぎが何度も描かれて、かなりメンタルにくる。 - ウィンリィ・ロックベル
エドのオートメイル技師で幼なじみ。
エルリック兄弟の「帰る場所」でありながら、戦争の被害者でもあるという立場が、旧アニメだと特に重く描かれる。 - ロイ・マスタング&部下たち
「焔の錬金術師」。出世欲と復讐心、理想のはざまで揺れまくるアラサー上司枠。
旧アニメでは、イシュヴァール殲滅戦の描写やヒューズとの関係が、より“後悔と贖い”寄りに描かれる。 - ホムンクルス
ここが旧アニメ最大の違いポイント。
2003年版では「人体錬成の果てに生まれた存在」として、エルリック家の過去と露骨に絡んでくる設定になってる。
特にエンヴィーの正体は、2009年版とはまったく違う方向性で、旧アニメを象徴する改変のひとつ。
公式サイトや解説記事でも、「2003年版はホムンクルスの出自がより個人的な悲劇に寄っている」と説明されてて、家族ドラマとしての重さが増し増しになってる印象だよ。(ムビラボ)
主題歌・サントラ情報
旧アニメの強みといえば、主題歌と音楽のレベルの高さも外せないところ。
主な主題歌ラインナップはこんな感じ(2003年版)(ムビラボ)
- OP
- 「メリッサ」/ポルノグラフィティ
- 「READY STEADY GO」/L’Arc〜en〜Ciel
- 「UNDO」/COOL JOKE
- 「リライト」/ASIAN KUNG-FU GENERATION
- ED
- 「消せない罪」/北出菜奈
- 「扉の向こうへ」/YeLLOW Generation
- 「Motherland」/Crystal Kay
- 「I Will」/Sowelu
楽曲だけでその時代の空気が一気に蘇るレベルで、OP・EDだけで世代判定できそうなくらいの破壊力ある。
しかも、TVアニメ公式サイトのニュースでも、
- 「アニメ『鋼の錬金術師』シリーズのサウンドトラックやキャラクターソングがサブスク・ダウンロード配信で一挙解禁された」
ってアナウンスが出てて、サントラ周りも配信で追いかけやすくなってる。(TVアニメ「鋼の錬金術師」公式サイト)
BGMも大島ミチルさんのオーケストラ寄りのスコアで、
戦場の絶望感と兄弟の希望が同居してる感じがマジで刺さる。
あらすじ・見どころ
ざっくりあらすじから。
- 幼い兄弟エドとアルは、死んだ母親を「人体錬成」でよみがえらせようとする
- でも結果は大失敗。エドは左足、アルは肉体全部を失う
- エドは自分の右腕を代償にアルの魂を鎧に定着させ、機械鎧(オートメイル)を装着して「鋼の錬金術師」と呼ばれるように
- 失った身体を取り戻すため、二人は「賢者の石」を探す旅に出る
ここまでは原作と共通なんだけど、旧アニメの見どころはここから。
旧アニメならではのポイント
- 原作にない街やエピソードが多く、「世界を旅してる感」が強い構成
- ホムンクルスの正体が、エルリック家の過去にエグいレベルで結びつけられてる
- 軍上層部や錬金術の秘密が、よりオカルト寄り・哲学寄りに掘り下げられる
- ラストに向けて、希望と絶望の振れ幅がとにかく大きい
映画『シャンバラを征く者』まで含めると、
- 「異世界としてのアメストリス」
- 「錬金術のない現実世界(1920年代のドイツ)」
この二つの世界観が対比されて、ファンタジーと現実史がガチで絡み合う物語になってくるのが一番の沼ポイント。
こんな人におすすめ
旧アニメ(2003年版)が刺さるのは、こんなタイプの人。
- 原作は読んでるけど、「別ルートの鋼錬」も味わってみたい
- ダークファンタジー・哲学っぽいテーマが好き
- 平行世界とか、戦争ものの空気感が好き
- 「ハッピーエンド一択」より、ちょっと苦い終わり方も全然アリ
逆に、
- 王道少年マンガのテンポ感で全部スッキリ回収される展開が好き
- どのキャラも報われる方向じゃないとツラい
って人は、先に2009年版FAを見てから旧アニメに行くとメンタル的に安全かも。
感想・レビュー
ファンの間でも、旧アニメはこんな感じで語られることが多いよ。
- 「FAが原作の完全版なら、旧アニメは“もう一つの鋼錬”としてちゃんと完成してる」
- 「ホムンクルスの設定がエグくて、家族ドラマとしての痛みが倍増してる」
- 「ラストの世界観、映画まで含めて本当に好き嫌い分かれるけど、刺さる人には一生モノ」
個人的なまとめ方をするなら、
FA=“原作を最高の形でアニメ化した王道作品”
旧アニメ=“2000年代だからこそ許された、TVアニメ版鋼錬の実験的解釈”
って感じ。
どっちも「どっちが上」とかじゃなくて、別ベクトルでやばいレベルの完成度だから、旧アニメを避けているのは普通に損だと思う。
ネタバレ
ここからは旧アニメの核心部分にガッツリ触れるネタバレゾーンだから、未視聴の人はマジで注意。
旧アニメの世界では、
- ホムンクルスは「誰かが禁忌の人体錬成に失敗したときに生まれる存在」
- つまり、誰かが“大切な人を取り戻そうとした痕跡”そのもの
として描かれてる。
例えば、
- ラスト・グラトニー・エンヴィーなどのホムンクルスは、
元になった「人間」の存在がはっきり示唆されていて、その素体となった人間と生きている人間との関係性が物語の傷口になっていく。
特にエンヴィーは、
- ホーエンハイムが過去に人体錬成で失った息子がベースになっていて
- だからこそ、エドやアルに対して異常なほど歪んだ感情を向けてくる
って設定になってる。(2009年版とは完全に別物の立ち位置)
「禁忌を犯した人間」と「そこから生まれてしまったホムンクルス」、
両方が“被害者であり加害者でもある”って構図にされているのが、旧アニメの一番エグいところなんだよね。
旧アニメの最終回
旧アニメ本編の最終回〜映画『シャンバラを征く者』までをざっくり時系列でまとめると:
- 賢者の石と「門」の正体にたどり着いたエドは、
錬金術の裏にある世界の仕組みを知ってしまう - クライマックスで、エドは自分の命を代価にしてアルを元の身体に戻そうとする
→ エドは一度死亡する - 逆に今度はアルが、自分の存在を代価にしてエドを生き返らせる
→ アルは存在そのものが消え、エドは“門の向こう側”へ - その“門の向こう”が、
**「錬金術のない現実世界(第一次世界大戦前夜のドイツ・ミュンヘン)」**で、エドはそこで目を覚ます
このあとを描いたのが、劇場版『シャンバラを征く者』。
- ミュンヘンで暮らすエド
- 錬金術のある世界で兄の帰りを待つアル
- それぞれが「元の世界」「本当の故郷」を求めて戦うラスト
って構図になっていて、
**「どこまでが“帰る”ことで、どこからが“諦めて進む”ことなのか」**を兄弟それぞれが選び取っていく物語になってる。
FAが「等価交換の先にある希望」を描いたとしたら、
旧アニメ+シャンバラは「等価交換を背負って、それでも前に進むしかない現実」を突きつけてくる感じ。
ハッピーエンド一本槍じゃないからこそ、
何年経っても語られるし、「旧アニメの終わり方が一番好き」って人も一定数いるんだよね。
似ている作品・あわせて見たい作品
旧アニメの雰囲気が刺さった人向けに、**“沼の継ぎ先候補”**も軽く置いとくね。
- 『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』
→ まずは当然これ。原作完結版としての満足度がエグい。 - 『コードギアス 反逆のルルーシュ』
→ 倫理観のぐちゃぐちゃさと政治劇が好きならマスト。 - 『進撃の巨人』
→ 世界の真相が明らかになる過程の重さ、戦争と差別の描き方が鋼錬とかなり近いライン。 - 『アルスラーン戦記』(荒川弘コミカライズ版)
→ 荒川先生の別作品。戦記モノ×人間ドラマ好きならここもどハマりコース。
こういう作品をどのサービスで見るのがコスパいいかは、
「アニメ向け動画配信サービスおすすめランキング」の記事がめちゃ整理してくれてるから、
気になる人は合わせてチェックしてみて。
👉 アニメ向け動画配信サービスおすすめランキングの記事
原作漫画をちゃんと読み込みたい人は、
👉 マンガ向け電子書籍サービスおすすめランキングの記事
もセットで見とくと、どの電子書籍サービスで鋼錬を集めるのがラクかイメージ湧きやすいよ。
よくある質問(Q&A)
Q1. 旧アニメとFA、どっちから見た方がいい?
A. 迷ったら 2009年版FA → 2003年版旧アニメ の順がおすすめ。
FAでまず“原作準拠の本筋”を押さえてから、旧アニメを「別ルートのif」として楽しむと、違いが分かりやすくて沼が深くなる。
Q2. 旧アニメだけ見て映画『シャンバラを征く者』見ても大丈夫?
A. 全然OK。
むしろ『シャンバラ』は2003年版TVシリーズの“その後”を描いた正統続編だから、
旧アニメを最後まで見てから映画に行くと、物語としてちゃんと一本の線になる。(ムビラボ)
Q3. 旧アニメってどこまで原作どおり?
A. 序盤〜中盤くらいまでは原作エピソードをベースにしつつ、
25話あたりからアニメオリジナル展開に大きく分岐して、そのままオリジナルの結末まで突っ走る構成になってる。(ムビラボ)
Q4. 旧アニメだけ見ても、FAを見ても、内容かぶって退屈にならない?
A. 序盤の導入部分はかぶるけど、
- ホムンクルスの正体
- 世界の真相
- 終盤の展開とラスト
がまるっと違うから、“同じ素材で全然違う料理を食べてる”感覚で楽しめるよ。
むしろ両方見てこそ、鋼錬の世界をフルコンプしたって言えるレベル。
Q5. 今から見るなら、どのサービスに入るのがいちばんラク?
A. 「旧アニメをちゃんと最後まで見たい」「映画も含めてシリーズ全部押さえたい」なら、
この2つのどっちかを軸に考えるのが、一番シンプルで失敗しにくいかな。(ムビラボ)
まとめ:鋼の錬金術師の旧アニメはどこで見れる?おすすめサブスク動画配信サービスはこれ!
ラストにもう一回、ポイントを整理しとくね。
- 旧アニメ(2003年版)をサブスク見放題でガッツリ見たいなら
- シリーズ全部(旧アニメ+映画+FA+OVA)をまとめて履修したいなら
- U-NEXT・Netflix は2009年版FAメイン
→ 「旧アニメを見たい」って目的だけならサブに回した方がいい - Amazonプライムビデオ は旧アニメがレンタル/購入で配信
→ 「スポットで数話だけ」「映画だけ追加課金で見たい」みたいな使い方向き(プライム・ビデオ) - 配信状況はちょこちょこ変わるから、登録前にサービス内検索で「鋼の錬金術師(2003年)」を確認するのは必須
- 作品自体は、
- 2003年版=「アニメオリジナルのダークで重い解釈」
- 2009年版FA=「原作準拠の完全版」
って感じでどっちも別方向に名作なので、最終的には両方見るのがいちばん幸せ。
「旧アニメどこで見れるのか問題」で悩んでるなら、
とりあえず DMM TVかdアニメストアの無料トライアルで一気見してみるのがおすすめだよ。
そこからFAや原作漫画、サントラまで沼っていけば、
もうしばらくは「見るものない〜」って退屈するヒマなくなるはず。