80年代から世界をぶっ飛ばしてきた伝説級アニメ映画『AKIRA』。「見たいけど、どの配信で見れるの?」「漫画もちゃんと読みたいんだけど?」ってなってない?
先にざっくり言うと、日本から『AKIRA』を観るなら、
- サブスクなら U-NEXT・DMM TV・Netflix あたりが本命候補
- パッケージ派なら 4Kリマスター版のブルーレイ&DVD
- 漫画は 全6巻の紙の単行本のみ(電子書籍は出てない)(ウィキペディア)
って感じになってるよ(2025年11月ごろの情報ベース)。
ここからは、各VODの配信状況・無料トライアル・ディスク・漫画まで、全部まとめて案内してくね✨
AKIRAはどこで見れる?
イチオシサブスク動画配信サービス
まず、「今から『AKIRA』観たい!」って人向けに、優先してチェックしてほしいサービスから👇
① がっつり映画&アニメも楽しみたい人向け: U-NEXT
- 邦画・洋画・アニメ・海外ドラマ・韓ドラまで、とにかく作品数がえげつないレベルの配信サービス
- 公式サイトでも、映画『AKIRA』の配信ページが用意されていて、時期によっては見放題対象になってるよ (U-NEXT<ユーネクスト>)
- 初回登録なら 31日間の無料トライアル+ポイントがもらえて、他の新作レンタルにも回せる仕様になってる (U-NEXTヘルプセンター)
「とりあえず映画もドラマもアニメも一気見したい!」タイプなら、ここから攻めるのがいちばん安定かな〜って感じ。
② アニメまわりをコスパ重視で攻めたい人: DMM TV
- アニメ・特撮・2.5次元舞台・声優バラエティとか、「オタクの好きそうなラインナップ」がギュッと詰まってる配信サービス
- VOD比較サイトでも、『AKIRA』が見放題作品としてラインナップされていることが確認できるよ(2025年11月時点) (Filmarks)
- 初回は 30日間無料体験+ポイント で、月額もわりと控えめなのがうれしいところ (premium.dmm.com)
アニメ中心にいろいろ観たい人は、ここを軸にして他サービスをサブで足すイメージが使いやすいと思う。
③ 他にもいろいろ観たい人: Netflix
- 世界中で使われている大手VODで、日本でも『AKIRA』が配信ラインナップに入っている時期があるよ(見放題対象) (Filmarks)
- オリジナル作品が強くて、SF・サイバーパンク系も豊富。『AKIRA』好きならハマりそうな作品も多め
- ただし 現在、日本では無料トライアルは終了してて、登録した瞬間から月額課金スタートのスタイルになってる
すでにNetflix入ってる人は、そのまま『AKIRA』を検索してみるのがいちばん早い👌
無料トライアル
「どうせ見るなら無料期間を賢くハシゴしたいんだけど〜?」って人向けに、無料体験のざっくりまとめも置いておくね(日本向け・2025年時点の一般的な情報)。
- U-NEXT
⇒ 初回31日間無料トライアル+ポイント付与が公式に案内されてる (U-NEXTヘルプセンター) - DMM TV
⇒ 初回30日間無料体験+DMMポイントのキャンペーンが公式ページに書かれてる (premium.dmm.com) - ABEMAプレミアム
⇒ ABEMA公式で「初回は●日間無料」といったキャンペーンがよく出てる (44blog.com) - Lemino
⇒ ドコモ公式で、初回無料キャンペーンやdポイント還元キャンペーンが定期的に組まれてる (株式会社ピクセラ | PIXELA CORPORATION [ Japan ]) - Hulu
⇒ 以前は2週間無料が定番だったけど、日本向けは時期によってキャンペーン内容が変わるから、その都度公式で確認したほうが安全 (U-NEXTヘルプセンター)
※トライアル条件・日数・適用対象は時期で変わるから、登録前に必ず各サービスの公式キャンペーンページをチェックしてね🙏
見れる動画配信サービス一覧早見表
※配信状況は2025年11月ごろに、主要なVOD比較サイトなどをもとにした目安だよ。タイミングで変わるから、最終的には必ず公式アプリやサイトで「AKIRA」と検索して確認してね。(Filmarks)
| サービス名 | 配信状況の目安* | 無料トライアルの有無 | 向いてる人のイメージ |
|---|---|---|---|
| DMM TV | 見放題で配信している時期あり | 初回30日間 | アニメ・特撮・2.5次元もまとめて楽しみたい人 |
| dアニメストア | 配信している時期と配信が終わっている時期がある | 初回無料あり(時期による) | アニメ特化のシンプルなサービスが好きな人 |
| ABEMAプレミアム | 『AKIRA』は配信されていないことが多い | 初回無料キャンペーンあり | ABEMAオリジナル番組も見たい人 |
| Hulu | 過去に配信実績あり/現在は時期による | キャンペーン次第 | 海外ドラマと映画もバランスよく見たい人 |
| U-NEXT | 見放題 or レンタルで配信されていることが多い | 初回31日間 | とにかく作品数重視で選びたい人 |
| Lemino | 『AKIRA』はラインナップ外なことが多い | 初回無料あり | dポイント勢・ドコモ回線ユーザー |
| Amazonプライムビデオ | レンタル配信になっているケースあり | プライム30日無料(新規) | 買い物ついでに映画も楽しみたい人 (Amazon) |
| Disney+ | 『AKIRA』は基本ラインナップ外 | なし(時期によるキャンペーンあり) | ディズニー/マーベル/SW目当ての人 |
| Netflix | 見放題で配信されている時期あり | 無料トライアルなし | オリジナル作品も含めて世界の話題作を追いたい人 (Filmarks) |
| TSUTAYA DISCAS | DVD/ブルーレイの宅配レンタルで視聴可能 | 初回無料キャンペーンあり | ディスク派・4KTVでじっくり観たい人 (スーパードラマTV) |
*「配信状況の目安」は、VOD比較サイトや公式ページの掲載状況をもとにしたざっくり傾向だよ。実際の配信有無・見放題かレンタルか・料金は必ず各サービス公式でチェックしてね🙏
DMM TV
ここはアニメ・特撮・声優番組が強いから、『AKIRA』周辺の作品(同じ年代のSFアニメとか)もまとめて掘りたい人にぴったり。
- 比較サイトでは『AKIRA』が見放題作品として載っているタイミングが確認できる (Filmarks)
- 月額が安めなうえに、オリジナル番組も結構攻めてる
- 無料期間中に観たい作品をガッと詰め込んで、そのあと継続するか考える、みたいな使い方もしやすい
dアニメストア
dアニメストア は「アニメだけあればいい!」って人向けのど直球サービス。
- 以前は『AKIRA』を配信していた時期もあるし、VOD情報サイトによってはラインナップに載っていることもある (映画.com)
- ただ、作品の入れ替わりがあるから、今がちょうど配信中かどうかは要チェック
- 検索して出てこなければ、「配信待ち」くらいのテンションで、他サービスをメインに考えるのがおすすめ
ABEMAプレミアム
ABEMAプレミアム は、アニメだけじゃなくて恋リア・バラエティ・ニュースも強い総合サービス。
- 『AKIRA』自体は、これまでの配信状況を見る限り ラインナップ外なことが多い (Filmarks)
- だから「ABEMAが好きで元から入ってる人がついでにチェックする」くらいの位置づけ
- 作品目的というより、「普段からABEMAをよく見るかどうか」で決める感じかな
Hulu
Hulu は海外ドラマ・海外映画のラインナップが強いサービス。
- VOD比較サイトを見ると、過去に『AKIRA』を配信していた時期も載ってる (映画.com)
- 今現在は配信されていないタイミングもあるから、Huluメインで契約するなら、事前にタイトル検索だけは絶対しておいてほしい
- もともと海外ドラマ目当てで入る人が多いから、「『AKIRA』+海外ドラマ」が刺さる人向け
U-NEXT
U-NEXT は「とにかく作品数とジャンルの幅が広い」のが最大の武器。
- 公式ページに『AKIRA』の配信情報があり、見放題orポイント作品として扱われていることが多い (U-NEXT<ユーネクスト>)
- 雑誌読み放題・電子書籍ストアまでまとめて入ってるから、「映像も活字も両方ほしい」欲張りタイプにぴったり
- 無料トライアル期間が長いから、『AKIRA』以外のアニメや映画もお試しでガンガン消化できるのがうれしい
Lemino
Lemino は、ドコモ系の動画サービス。
- VOD比較サイトでは、『AKIRA』は配信対象外になっているケースが多い (Filmarks)
- 韓国ドラマ・音楽ライブ・バラエティ系のラインナップが目立つ印象
- dポイントを貯めてる人・ドコモユーザーが、他サービスと組み合わせて使うといいポジション
Amazonプライムビデオ
Amazonプライムビデオ は、通販のオマケ感覚で使いがちだけど、実はかなり侮れない。
- 日本の公式ページで『AKIRA』の配信ページが用意されていて、レンタル作品として配信される時期がある (Amazon)
- 「わざわざサブスク増やしたくない」「普段からAmazonで買い物してる」って人にはめちゃ使いやすい
- HD画質でレンタルして、気に入ったら後からブルーレイを買う、みたいなステップも組みやすい
Disney+ (ディズニープラス)
Disney+ は、ディズニー/ピクサー/マーベル/スター・ウォーズ/ナショジオの公式サブスク。
- ラインナップの傾向的に、『AKIRA』のような日本の大人向けSFアニメは基本的に入らない
- 「マーベル作品やスター・ウォーズを追いつつ、『AKIRA』は他サービスで観る」っていう住み分けになると思う
Netflix
Netflix は、世界規模で人気のサブスク。
- VOD比較サイトでは、『AKIRA』が見放題作品として掲載されている(2025年秋ごろ) (Filmarks)
- SF・サイバーパンク系のオリジナル作品も多いから、『AKIRA』を入り口に似た雰囲気の作品を掘るのにめちゃ向いてる
- ただし無料トライアルは終了してるから、「とりあえず試しに…」というより「しばらく使う前提」で登録するサービス
TSUTAYA DISCAS
配信よりも ディスクの画質とコレクション感を重視したい人 は TSUTAYA DISCAS もアリ。
- VOD比較サイトでは、「配信はしていないが、DVD/ブルーレイを宅配レンタルで借りられる」パターンとして紹介されてる (スーパードラマTV)
- 4K TV+サウンドバーとかでがっつり楽しみたい人は、物理ディスク派もぜんぜんアリ
- 過去の名作をまとめて借りて、週末に一気見するスタイルにもぴったり
ブルーレイ・DVD・レンタル
『AKIRA』は、4Kリマスター版が出ているくらい、ディスクの扱いも超本気。
- 1988年公開のオリジナル映画を、2020年に4Kリマスター&IMAX版として再上映するタイミングで、4K UHDブルーレイもリリースされてる (ウィキペディア)
- ブルーレイ・DVDは、Amazon・楽天・中古ショップ(例:ブックオフオンライン)などでセット販売されてる (Amazon)
配信の入れ替わりに振り回されたくない人は、「もうディスクで持ってしまう」という選択も全然アリ。
無料サイト・無料で見たい人向けの注意点
「無料で観れるサイト」とか検索すると、正直それっぽいページが出てきがちなんだけど…そこはちょっと落ち着いて🙏
- 海賊版サイトについて、コンテンツ海外流通促進機構(CODA)や日本の行政機関が、著作権侵害&ウイルス・フィッシング被害のリスクをかなり強く警告してる (Amazon)
- 違法アップロード動画を見る行為も、ダウンロードの内容によっては違法になるケースがあるって、文化庁などで解説されてる
- 画質も音も悪いし、途中で消されたりするから、作品の良さを味わう意味でもおすすめできない
『AKIRA』レベルのレジェンド作品は、正規の配信やディスクでガチ画質&ガチ音響で観たほうが、絶対に得だから、そこはほんとちゃんと選んでほしい。
オフライン視聴・ダウンロードできる?
スマホ勢だと「ギガが死ぬからオフラインで観たいんだけど?」ってなるよね。
主なサービスのダウンロード(オフライン視聴)機能はこんな感じ👇
- U-NEXT
- 公式ヘルプで、スマホやタブレットに作品をダウンロードして、外出先でも通信量を気にせず再生できると案内されてる (U-NEXTヘルプセンター)
- ただし、ダウンロードした作品には再生期限があって、48時間前後で見れなくなる作品もあるよ (U-NEXTヘルプセンター)
- Netflix
- 公式ヘルプで、作品をスマホやタブレットにダウンロードしてオフライン視聴できる機能が解説されてる (SABUSUKU style)
- ただし「すべての作品がダウンロード対象じゃない」「作品ごとに有効期限がある」って注意書きもある (Netflixヘルプセンター)
『AKIRA』自体がダウンロード対象かどうかは、そのときの配信契約次第だから、アプリ上で作品ページを開いて「↓」アイコンが出てるかチェックしてね。
漫画はどこで読める?
ここ、大事。
『AKIRA』は 「紙の単行本(全6巻)」が基本で、一般的な電子書籍サービスでは配信されていない 状態が続いてる。(ウィキペディア)
- 1982〜1990年に『週刊ヤングマガジン』で連載されて、単行本は全6巻構成 (ウィキペディア)
- KCデラックス版やデラックス版セットが、Amazon・中古ショップなどで今も入手可能
- 「電子版ないの?どこにも売ってないけど…」っていう疑問に答える形で、解説記事でも「現時点では電子書籍版は出ていない」と明記されている (レトロ漫画研究所)
なので、『AKIRA』に関しては
- 古本屋
- オンライン中古(ブックオフオンライン・楽天・Yahoo!ショッピングなど) (ネット中古書店 ネットオフ (本・CD・DVD・ゲームソフトの買取・販売))
- 新刊在庫が残っている書店
あたりで 紙の本をゲットする一択って感じ。
ただ、「AKIRAを読んだら、他の漫画も電子で読みたくなった…」っていう未来は全然あると思うので、
- いろんな作品を電子で読みたい人は、
→ マンガ向け電子書籍サービスおすすめランキングの記事 も一緒にチェックしとくと、どのサービスをメインにするかイメージ湧きやすいと思うよ。
AKIRAがどこで見れるか分かったら!作品を深堀り!
ここからは、「どこで見るか分かったし、作品のことちゃんと理解してから観たい!」派向けのディープ解説ゾーン💥
作品情報
まずは基本プロフィールから。
- タイトル:『AKIRA』
- 監督・原作:大友克洋
- 公開年:1988年(日本公開は1988年7月16日) (ウィキペディア)
- ジャンル:SF/サイバーパンク/近未来ディストピア
- 舞台:第三次世界大戦後の「ネオ東京」(2019年) (ウィキペディア)
- 上映時間:約124分(4K版などで若干バージョン差あり) (ウィキペディア)
漫画版は、
- 週刊ヤングマガジン連載(1982〜1990年)
- 単行本全6巻・全120話構成
- 第8回講談社漫画賞 一般部門を受賞した、ガチで「歴史に名を残してる」レベルの作品 (ウィキペディア)
アニメは全何話?
「アニメ版って何話まであるの?」ってよく聞かれるんだけど、
・TVシリーズはなくて、劇場アニメ映画1本で完結
っていう構成になってる。
- いわゆる「1話・2話…」形式のアニメシリーズは存在しない
- 124分の長編映画に、原作6巻分の世界観とエッセンスをぎゅっと凝縮したスタイル (ウィキペディア)
だから視聴順としては、
- とりあえず映画1本を通して観る
- ハマったら漫画で細かい世界観・サブエピソードを味わう
って流れが王道。
アニメ映画の違い(原作との違い)
映画版は、「原作6巻分をそのままなぞってる」わけじゃないんだよね。
ざっくり違いをまとめると:
- 時間軸・終盤の展開がけっこう違う
- 映画は2時間ちょいに収めるために、後半のエピソードをかなり再構成してる
- 登場人物の描写量が全然違う
- 漫画だと、金田・鉄雄・ケイ・大佐だけじゃなくて、政治家・宗教団体・ゲリラなどの群像劇要素がもっと濃い
- 映画は「映像と音の体験」に振り切ってる
- 描き込み・動き・音響で殴ってくる感じで、ストーリー説明より“体感”優先の作り
映画だけ観ると「世界の仕組み」がちょっと分かりにくい部分もあるから、映画で衝撃を浴びてから漫画で世界設定を補完するのがいちばん気持ちいい順番かなって思う。
見る順番
迷う人向けに、おすすめ順番をもう少し整理すると:
- 映画『AKIRA』(現行の4Kリマスター版があればそれ)
- 漫画『AKIRA』全6巻
- もう一回、映画を観直す(理解度が爆上がりする)
時間と体力に余裕あれば、
- 大友監督の『MEMORIES』『STEAMBOY(スチームボーイ)』あたりも続けて観ると、作家性が立体的に見えてきて楽しいよ。(ウィキペディア)
新アニメの中止理由
2019年のイベントで、「『AKIRA』を新たなアニメシリーズとして再構成するプロジェクト」が発表されて、一時めちゃ話題になったんだけど、現状は続報がほぼ止まってる状態。(VODエンタメ探検隊)
- 公式から「完全に中止です」という明確な宣言が出たわけじゃない
- ただ、監督の大友克洋さん自身が別のオリジナル映画企画(『ORBITAL ERA』など)に取り組んでいることもあって、制作リソースやスケジュール的に止まっている、という見方が多い (ウィキペディア)
- 新アニメは「原作全巻をきちんと最後までアニメ化する」ような構想も語られていたけど、莫大な制作費・人員・スケジュールが必要になるのはほぼ確実
なので、現時点で言えるのは、
「新アニメ企画は発表されたけど、長期にわたって続報がなく、事実上ペンディング状態」
って感じ。完全に白紙かどうかは、まだ誰にも分からない…っていう温度感だよ。
ハリウッド版の中止理由
『AKIRA』のハリウッド実写映画企画は、実は20年以上前からず〜っと動いたり止まったりを繰り返している。
- ワーナー・ブラザースが実写化権を押さえて、何人もの監督・脚本家が出入り
- 直近だと、タイカ・ワイティティ監督がメガホンを取る計画がかなり具体的に進んでいたけど、マーベル映画『Thor: Love and Thunder』とのスケジュール衝突などで延期 → 事実上頓挫した形 (映画.com)
- 2025年には、ワーナー側の権利が整理された・企画が棚上げになっているとの報道も出ていて、「しばらく実写版は動かないだろう」という論調が多い
中止(というか停滞)の背景は、
- 原作のスケールとテーマがデカすぎて、2時間前後の実写映画に落とし込むのが超むずい
- キャスティングや舞台をどうするか(白人中心でやるのか・日本人キャストでやるのか)で、ファンの期待とのギャップが出やすい
- 大友作品としての世界観を崩さずにハリウッド的エンタメにするのが、ビジネス的にもクリエイティブ的にも地獄の難易度
…みたいな要素が全部絡み合ってそう、って感じ。
登場人物・相関図(ざっくり)
全部書くと大変なことになるので、キーマンだけざっと整理するね。(ウィキペディア)
- 金田正太郎
- 暴走族チームのリーダー
- チームメイト思いで、口は悪いけど情の厚さがやばい
- 島鉄雄
- 金田の幼なじみ/同じチームのメンバー
- 事故をきっかけに超能力に目覚め、どんどん狂っていく
- アキラ
- 物語の中心にいる超能力者の少年
- かつて「東京崩壊」の原因となった存在で、国家機密級の扱い
- ケイ
- 反政府ゲリラに関わる少女
- 金田と行動を共にしながら、ナンバーズとも深くつながっていく
- 大佐(敷島)
- 軍のトップ。冷酷に見えて、実は国と子どもたちの行く末を本気で心配している
- ドクター
- アキラや鉄雄の力を研究する科学者
- 科学の探求心と倫理の境界がグラグラなヤバい大人代表
- ナンバーズ(25号キヨコ、26号タカシ、27号マサル)
- 実験で超能力を与えられた子どもたち
- 未来を予知したり、遠隔で介入したり、物語のキーになる存在
人間関係としては、
金田 vs 鉄雄
鉄雄 vs アキラ
軍(大佐) vs 政府・宗教・市民
その真ん中で、ナンバーズとケイが「次の時代」を見ている
…みたいな力学がずーっとぶつかり合ってるイメージ。
主題歌・サントラ情報
『AKIRA』のヤバさの半分くらいは、「音」が持っていってると言ってもいいレベル。
- 音楽は 山城祥二(芸能山城組) が担当 (ウィキペディア)
- 日本の伝統音楽・ガムラン・民族音楽・コーラスを混ぜたような、ほんとに唯一無二のサウンド
- サントラは「SYMPHONIC SUITE AKIRA」などの形でリリースされていて、今でも再発・配信が続いてる (ウィキペディア)
バイクのエンジン音・群衆のざわめき・無音の使い方まで含めて、劇場で観ると“音そのものが暴力”みたいな体験になるやつ。
あらすじ・見どころ(ネタバレ弱め)
超ざっくりストーリーはこんな感じ:
- 第三次世界大戦後のネオ東京。暴走族をやってる金田と鉄雄が、謎の少年タカシとの事故をきっかけに軍の陰謀に巻き込まれる
- 事故を境に鉄雄の中で超能力が目覚め、暴力と支配欲に飲み込まれていく
- 一方、金田は反政府ゲリラのケイ・軍の大佐・ナンバーズたちと関わりながら、「アキラ」という存在の正体に迫っていく
- やがて鉄雄はアキラが眠る地下施設を開き、その力を呼び戻してしまい…
見どころは、
- ネオ東京の描き込みとバイクアクション(あのスライドブレーキのカットは、今でもオマージュされまくってる) (ウィキペディア)
- 15万枚のセル画と327色の色指定を使った、80年代とは思えない映像密度と動き (ウィキペディア)
- 「子どもの力を、大人たちがコントロールしようとして失敗する」っていうテーマの普遍性
映画のすごさ
制作面の「えぐいところ」も少しだけ。
- 総製作費は 10億円規模、スタッフは約1,300人という、日本アニメとして当時ぶっ飛んだ規模 (ウィキペディア)
- セル画は15万枚、色指定は327色。これも日本のセルアニメ史上、最高クラスの数字
- アフレコ方式じゃなくて、**声を先に録ってから作画する“プレスコ方式”**を採用していて、キャラの口や芝居がめちゃ自然なのもこのおかげ (ウィキペディア)
- その後のアニメクリエイターたちに与えた影響は、押井守作品や『新世紀エヴァンゲリオン』などのインタビューでもたびたび語られてる
要するに、
当時の技術とお金と人材を「これでもか!」ってくらいブチ込んだ、ガチのモンスター映画
って感じ。
こんな人におすすめ
- サイバーパンク・SFディストピアが好き
- 『ブレードランナー』『ゴースト・イン・ザ・シェル』『サイコパス』とかに刺さったことがある
- アニメーションの「動き」と「背景美術」がヤバい作品を求めてる
- 青春もの+超能力バトル+社会批評、ぜんぶまとめて来てほしい
- 80〜90年代カルチャーが好き/最近の作品のルーツを知りたい
ここに1つでも「それな」って思ったなら、普通に観る価値しかない。
感想・レビュー
- 日本版Wikipediaの「評価」の項目でも、国内外の批評家から高く評価されていることがまとめられてる (ウィキペディア)
- 海外レビューサイトでも、サイバーパンク映画ランキング上位の常連
- 「ストーリーは難しいけど、とにかく映像が頭から離れない」
- 「初見では分からなくても、2回目・3回目で意味が分かってくるタイプの映画」
っていう声が多くて、**「なんかよく分かんないけどすごいものを見てしまった」**って感想になりがち。
ネタバレ
※ここからは結構ガッツリ内容に踏み込むから、未見の人は一回映画観てから戻ってきたほうが楽しいかも。
鉄雄はなぜ覚醒した?
鉄雄の覚醒は、
- タカシとの事故で、もともと眠っていた力が刺激された
- その後、軍の実験施設でアキラと同じ系統の力を強制的に引き出された
- 子どものころからのコンプレックス(弱い/金田に守られてばかり)が、力の暴走をさらに加速させた
…っていう「資質+外的要因+心の闇」が全部混ざった結果って感じ。(ウィキペディア)
映画でも、
- 幼少期から金田に助けられっぱなしだった記憶
- 大人からはずっとモルモット扱いされてきたナンバーズの存在
がフラッシュバックするシーンが出てくるから、
「守られてきた弱い子」が、力を得た途端に世界を壊し始める
っていう、めちゃ人間くさい怖さが描かれてるんだよね。
鉄雄の肉塊はなぜ?
終盤で鉄雄の身体が暴走して、巨大な肉と機械の塊みたいになっちゃうあのシーン。
あれは、
- 能力が本人の器を完全にオーバーして、細胞レベルで制御不能になった
- 本人の「もっと強く、もっと大きく」という願望と、身体のリミットがぶつかって、無限増殖みたいな形で表に出た
- テーマ的には「文明や欲望が際限なく膨れ上がって、最後は自分で自分を潰す」っていうメタファー
って読み方ができると思う。(ウィキペディア)
身体が機械や瓦礫まで取り込んでいくビジュアルは、80年代ボディホラー+サイバーパンクのいいとこどりって感じで、今観ても普通にトラウマ級。
「もう始まっているからね」の意味
ナンバーズのセリフとして印象に残ってるこの一言。
ざっくりニュアンスをまとめると、
- アキラの力(=人間の中に眠る可能性/破壊と再生のエネルギー)は、もうすでに動き出している
- 鉄雄だけじゃなく、世界中の人々の中で、同じような変化が始まっている
- 「止めようとしても、もう元には戻らないところまで来てるよ」という宣告
って感じかな。
単に「超能力がもう発動しちゃった」だけじゃなくて、人類の進化と破滅が同時にスタートしてるっていう、めちゃ大きいスケールの話をサラッと投げてくるセリフ。
「アキラは俺たちの中に生きているぞ」の意味
ラスト付近で語られる「アキラは俺たちの中に生きている」というニュアンスの言葉は、
- アキラという“個人”ではなく、「人間そのものが持っている力」として存在している
- 破壊だけじゃなくて、新しい宇宙や世界を生み出す可能性としても残っている
- その力をどう使うかは、結局「俺たち次第」だよね、っていうメッセージ
っていう読み方がしっくりくるかなと思う。(ウィキペディア)
ラストの「僕は…鉄雄…」から広がる宇宙のイメージも含めて、
「終わり」と「始まり」が同時に描かれているラスト
って捉えると、めちゃ綺麗にハマる。
似ている作品・あわせて見たい作品
『AKIRA』が刺さった人向けに、「これも多分ハマるよ〜」ってやつをいくつか挙げておくね。
- 『攻殻機動隊』シリーズ
- サイバーパンク+哲学+アクションのど真ん中
- 『サイコパス』
- 管理されたディストピア社会と、そこに生きる人間たちの葛藤
- 『ブレードランナー』『ブレードランナー2049』
- ネオンサイバーな都市・人間と機械の境界というテーマが近い
- 『MEMORIES』
- 大友克洋総監修のオムニバス映画。特に「大砲の街」の世界観が近い (ウィキペディア)
- 『STEAMBOY』
- 大友監督の別作品。スチームパンク寄りだけど、「技術と少年の暴走」という意味では通じるものがある (ウィキペディア)
- 『サイバーパンク:エッジランナーズ』
- ゲーム原作だけど、近未来スラム+身体改造+少年少女の破滅的な青春、という意味でかなり相性いい
よくある質問(Q&A)
Q. 初見なんだけど、難しすぎない?
A. 正直、1回目で全部理解しようとするとしんどいと思う。まずは「映像と音を浴びる」つもりで観て、気になったら2周目・3周目で細部を追うスタイルがちょうどいい。
Q. 映画だけでも楽しめる? 漫画必須?
A. 映画だけでも全然OK。ただ、「なんでこうなった?」って疑問が増えてきたら、漫画全6巻を読むと世界の奥行きが一気に見えてくる。
Q. グロい? 子どもと一緒に観ても大丈夫?
A. 肉体変形・流血・崩壊描写が結構ガチなので、小さい子にはあまりおすすめできないかな…。中高生以上向けだと思っておいたほうが安心。
Q. どの配信サービスで観るのが一番おすすめ?
A. 今のところは、
Q. 漫画は電子書籍で読めないの?
A. 残念だけど、現状は紙の単行本だけ。電子配信される日は来てほしいけど、今のところは中古or新刊で実物を探すしかない状態だよ。(レトロ漫画研究所)
まとめ:AKIRAはどこで見れる?おすすめサブスク動画配信サービスはこれ!
ラストにサクッとまとめておくね👇
- 『AKIRA』を今から配信で観るなら、
- ディスク派なら、4Kリマスター版のブルーレイやDVDを買う or TSUTAYA DISCAS の宅配レンタルも選択肢
- 漫画は 全6巻の紙の単行本 で読むのが唯一の正攻法(電子版はなし) (ウィキペディア)
- 違法アップロードや海賊版サイトは、法律的にもセキュリティ的にもガチでリスクしかないので、正規サービスでちゃんと観ようね、って感じ
あと、
- 「他のアニメも含めて、配信サービス全体をちゃんと比較したい」って人は、
→ アニメ向け動画配信サービスを比較したおすすめランキングの記事 - 「AKIRA以外のマンガも電子で攻めたい!」って人は、
→ マンガ向け電子書籍サービスのおすすめランキングの記事
も一緒にチェックすると、自分に合うサービス選びがだいぶ楽になると思う。
あとは、好きなサービスで『AKIRA』を再生ボタンぽちるだけ。
ネオ東京と鉄雄の暴走に、いい感じに振り回されてきてね💥